Open Developer Community with Epson ー ハッカソンから、生まれる編 ー

ハッカソン「HackTrek 2021」から生まれたプロダクトをコミュニティが育てる

セイコーエプソン株式会社(以下エプソン)は、デジタルハリウッド株式会社が運営をする、起業家・エンジニア養成スクール『G's ACADEMY』(ジーズアカデミー)、および株式会社日本総合研究所と共にデベロッパーコミュニティを立ち上げ、運営しています。社会課題解決のため、多様な業種、文化がもたらす技術やアイディア、ノウハウを結集し、サービス創出の事業化を加速させることが目的です。

オンラインイベント、ハッカソンを開催!

その第1弾の活動として、12月からオンラインイベントを開催しています。また第2弾の活動として、ハッカソン「HackTrek 2021」を2月に開催しました。
3月のオンラインイベントには、ハッカソン受賞チームも登壇し、Epson Connect APIを使ったプロダクトについてLT(Lightning Talk : ライトニングトーク)が行われました。
・「HackTrek 2021」の様子や受賞プロダクトについては以下記事をご覧ください。現在、ハッカソンで生まれたプロトタイプのPoC(Proof of Concept : 実証実験)を進め、具体的なサービス創出に取り組んでいます。
「スマートシティを加速せよ」個々の想いと社会の課題が重なり、つながる——オンラインハッカソン「HackTrek 2021」開催レポート

~生まれる~

第3回:「APIで○○やってみよう」LT会!~テーマ:スマートシティを加速せよ~ 2021年3月24日
イベントでは、「PythonでLINE APIを使う時の注意点」、「Web API実装における脆弱性~基礎を振り返る~」など、様々なテーマを取り上げていただきました。

「HackTrek 2021」でエプソン賞を受賞した登壇者から、「POSTMANをうまく使えるマンになる3つの方法」と題して、実演を交えたLTを行っていただきました。「その1:Pre-scriptでHeaderなどを書き換える」「その2:環境変数とリクエスト後処理を書く」「その3:HTTP通信のコードを生成する」という3つの方法が解説され、手順が分かりやすくまとめられたスライドが、コミュニティのSlackワークスペース内でシェアされました。

POSTMANを使って実演する、「HackTrek 2021」エプソン賞 受賞者 高井さん
POSTMANを使って実演する、「HackTrek 2021」エプソン賞 受賞者 高井さん

また、ジーズアカデミーの在学生からは、「WatsonAPIで会話Botを作ってみた!!」というテーマで、unityとIBM Watson APIを使ったプロダクトのデモンストレーションを披露いただきました。

G’s ACADEMY TOKYO BASEで、unityとIBM Watson APIを使った会話ボットを制作する小柏さん
G’s ACADEMY TOKYO BASEで、unityとIBM Watson APIを使った会話ボットを制作する小柏さん

最後に、ハッカソンで優勝したメンバー全員が高校生のチーム「すごくなりたいがくせいぐるーぷ」にLTを行っていただきました。Epson Connect API を使った「放課後の学びの架け橋 Catenary」というプロダクトについて、改めて概要が発表されるとともに、エンジニア担当の八谷さんから、技術面で苦労した点などが共有されました。

またハッカソン後、スクラム開発に切り替えて、3日に1回の打合せを実施しながら継続的に開発中であること、アクセシビリティに配慮したデザインに変更すべく、ハッカソン中に実装したニューモフィズムデザインからよりフラットなデザインに変更中であることもお話いただきました。次回以降のオンラインイベントでも、随時、開発進捗をLTしていただきます。プロダクトからサービスへ、開発の軌跡にご注目ください。

・「放課後の学びの架け橋 Catenary」とは
放課後に先生と生徒がコミュニケーションを取れるサービスです。「私たちは高校生活の半分以上をコロナ禍で過ごしました。そしてこれからもそれは続きます。」と訴える参加者が、自身の課題解決に向き合い、「友達と勉強を教え合う時間」「職員室に行って先生とだべる時間」「先生に問題を教えてもらう時間」といった「消えたホウカゴジカン」をオンラインで再構築。オンラインミーテイング機能とチャット機能を掛け合わせ、気軽に先生に質問できる空間を実現しました。

※主な技術スタック
 フロントエンド(Nuxt.js / TypeScript / Eslint,Prettier,Stylelint)
 バックエンド(Python&Node.js)
 インフラ(AWS / Cloudflare Pages)

「放課後の学びの架け橋 Catenary」を継続開発している、開発担当の八谷さん
「放課後の学びの架け橋 Catenary」を継続開発している、開発担当の八谷さん

3回のオンラインイベントとハッカソンを通して、Open Developer Community with EpsonのSlackワークスペースには、100名以上の方に集まっていただいています。
今後も、テクノロジーが好きな人たちが集まり、共に学ぶことのできる勉強会やイベントを定期的に開催していきます。課題解決のためのコミュニティとして、誰でも参加できる場所にしていきたいと思いますので、是非お気軽にご参加ください。

◎ コミュニティのイベントはconnpassにてお知らせいたします↓
https://g-s.connpass.com/

記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてインタビュー時点のものです

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