エプソンと一緒に社会課題解決に取り組んでみませんか?

Developer

「スマートホーム:スマートな暮らしを加速せよ」- 未来のまちづくりに向けた社会実装までを目指すオンラインハッカソン「HackTrek 2022」開催レポート

こちらの記事の概要
  • 常にアップデートを続けるエプソンのハッカソン「HackTrek 2022」 - オンライン開催!
  • 「家・コミュニティ」と「人や社会」をつなげてスマートな暮らしにつながるプロダクト創出を共に目指す
  • Epson Connect APIを活用し“紙の再定義”に取り組むハッカソンイベント当日の様子をご紹介

安心して快適に生活できる「未来のまちづくり」に取り組むエプソンは、第3回目となるハッカソン「HackTrek 2022」を2022年3月5日~3月13日にかけて完全オンラインで開催しました!今回のテーマは、「スマートホーム:スマートな暮らしを加速せよ」。暮らしの基点となる“家(ホーム)”の在り方や機能の再定義に取り組み、ひとりひとりが安心・安全で快適な暮らしを実感できる「スマートな暮らし」の実現を目指すプロダクトの提案に取り組みました。

回を重ねるごとにアップデートを繰り返していくHackTrekは、今回初の試みとして、オリエンとデモの間に1週間のインターバル期間が設けられ、なんと社会実装までを目指すプロダクト提案に挑戦しました。総作業可能時間は192時間。一体どのようなプロダクトが現れたのか、白熱のデモデイの模様をレポートにしましたので、ご覧ください!

「スマートホーム:スマートな暮らしを加速せよ」 - 未来のまちづくりに向けた社会実装までを目指すオンラインハッカソン「HackTrek 2022」開催レポート|DXイノベーション|エプソン

HackTrek 2022 概要
日程:2022/3/5(土) オリエンテーションデイ、2022/3/13(日) デモデイ 全2回
エントリー組数:13チーム / 30名
開発条件:Epson Connect APIの使用

Epson Connect APIとは
「紙の役割の再定義に挑戦。デジタルとリアルを自由に往来できるAPI」
エプソンプリンターを制御するための、プログラミングのインターフェース。
Epson Connectに繋がっているエプソンプリンターに対して外部からのプリンティングを制御・実行する手段を提供します。離れたプリンターに対し、簡単に手元のファイルなどを印刷することが可能。

ハッカソン初日オリエンテーションの模様

期待と不安の交わるなか、全国からオンラインで参加者が集まりました。社会実装までを目指すHackTrekだけあって、すでにアプリ開発を生業としている実力派のスタートアップ経営層から、社会人1年目のエンジニア、学生といった様々なバックグラウンドを持つ、13チーム計30名が集いました。
イベント初日は、参加者に向けてエプソンから「スマートな暮らしを加速せよ」のテーマについて事例を交えながらインプットがされました。 Epson Connect APIについてもハンズオンでデモを交えた講習を実施!実装のイメージがふつふつと湧いてきますね。

ハンズオンの後、ついにHackスタート!

総作業可能時間192時間のオンラインハッカソン、参加者が一斉に走り始めました!!
1週間のインターバルの使い方は自由!期間中は、プロダクト相談会や、参加者同士の情報交換会のほか、印刷に欠かせないEpson Connect対応のプリンター貸し出し、エプソンエンジニアからSlackを通じたAPI開発サポートなど、さまざまなかたちで参加者のプロダクト開発支援を実施。そしてデモデイを迎えたときにどれだけ完成度の高いプロダクト提案に結びつくのか、主催者側には楽しみと不安がありました。

ついに迎えたデモデイ!白熱のピッチ、勝利を掴んだのは。

3月13日 午後4時。長きにわたった開発時間は終了を迎え、プレゼンテーションとプロダクトのデモを残すのみとなりました。
参加者のみなさんはここからが勝負、ドキドキしてきますね。

デモでは、今回も豪華な審査員のみなさまに参加いただいております。 スマートホームをテーマにどのようなプロダクトがでてくるか、とても楽しみにされていました!

ついに迎えたデモデイ!白熱のピッチ、勝利を掴んだのは。

    審査基準

  • 「スマートな暮らし」に繋がるプロダクトであるか
  • 実証実験や市場導入を見据えたアイディアが描けているか
  • ユーザー体験が優れているか
  • オリジナリティがあるか

沢山の魅力的なプロダクトの数々が発表されましたが、今回は入賞作品のみご紹介していきます!!

ジーズアカデミー賞
「めちゃラクNFTオーナーショップ」 チーム名:めちゃラク

ジーズアカデミー賞 「めちゃラクNFTオーナーショップ」 チーム名:めちゃラク

「NFTデータの印刷権の売買」ができるプラットフォームを作成した、めちゃラクチームがジーズアカデミー賞に輝きました!
“NFT買ったはいいけど、使い道がない!!”という問題に対して、データの印刷権を販売することでビジネスに昇華していく内容でした。流行りのNFTに着目した作品、入賞おめでとうございます。

日本総研賞
「会議の通知表」 チーム名:Spica

日本総研賞 「会議の通知表」 チーム名:Spica

表情や振る舞い・声色(トーン)・会話の情報から「会議の通知表」をプリンターで出力する「会議の通知表」が日本総研賞を受賞!おめでとうございます。
AIによる感情分析や声の大きさなどから新しいオンライン会議のカタチを提案していました。

「あれどこ」 チーム名:MakeJam

日本総研賞 「あれどこ」 チーム名:MakeJam

説明書などの家庭の資料保管をラクラクデジタル化して管理する「あれどこ」も日本総研賞を受賞!!日本総研賞は2組の受賞となりました。おめでとうございます!!

エプソン賞
「bansoo!」 チーム名: qualia

エプソン賞 「bansoo!」 チーム名: qualia

毎日写真を印刷する行動に、やりたい事をつなげて習慣化を定着させるサービス“bansoo!”がエプソン賞を受賞しました!
続けられない習慣や目標を、写真を飾るときにまとめて出力することで行動変容を起こすデジタルとアナログの融合したサービスです。受賞おめでとうございます!

準優勝
「ARBUM」 チーム名:Pied Piper

準優勝 「ARBUM」 チーム名:Pied Piper

印刷した写真上にAR動画が表示されるアプリ”ARBUM”が準優勝に輝きました!アナログ(ARマーカーを使った写真)とデジタル(動画)の組み合わせでデジタルとリアルを行き来する映像体験を実現し、思わずたくさん思い出を残したくなるプロダクトでした。Z世代の写真ブーム再来にも有効な提案という講評もいただきました。
“Pied Piper”というスタートアップ界隈の皆さんにはピンとくるような、ユニークな名前のチームが見事に準優勝をつかみ取りました。おめでとうございます!!

優勝
「PRENO」 チーム名:あたた!

優勝 「PRENO」 チーム名:あたた!

試着室のように気軽にたくさんの選択肢の中から頻繁に手軽に模様替えができる世界を目指すアプリ“PRENO”が優勝の栄冠をつかみました!“PRENO”とはPrint x Renovation を掛け合わせたコンテンツ提供&印刷のプラットフォームで、クリエイターが登録したキットをPRENOのアプリを通して出力し、お家の中の様々なアイテムや壁紙などを気軽にリデザインすることが可能です。
あらゆる人が創作するコンテンツを相互で共有することで、プラットフォームとしての価値を高められる点と、スマートホームというテーマに対して“家”そのものをハックするアイディアが非常にユニークでした。

“社会実装”を目指す社会課題解決型のテーマに賛同の声多数!

総作業可能時間192時間のハッカソン、終わったころには疲労困憊といった様子でしたが、参加者の皆さんからは満足度4.46点(5点満点中)のご評価をいただくことができました。

参加者の声
「なにより楽しかったです。運営も素晴らしかったです。」
「プリンターを使うという大きめの縛りがあることで、逆に普段は出ないようなアイディアが生まれて面白かったです。」
「開発期間一週間は長くて間延びしたが感じがあったので土日で集中してやるスタイルの方が嬉しいです」
「運営ありがとうございました!1週間あるのはアイディアの精査ができるので、2日完結型のハッカソンとは別の楽しさがありました。」

1週間に及ぶハッカソンは、平日の稼働を十分に活かすことができない声もありましたが、全体的には非常に高い評価をいただきました!!
参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした!!!

審査員からのコメント
「全体的にレベルが高く、圧倒的な熱量だった。文句なしに素晴らしかった。
技術進歩が速く、未来の予測が難しい現代において、未来のサービスを考えるときに重要なのは、変わらない価値とは何かを考えていくこと。変わらない価値を提供できるサービスが今後生き残っていくと思います。今回印刷や、紙という物質的価値を考える良い機会になったと思いました。」(株式会社バイオーム 代表取締役 藤木 庄五郎様)

「みなさま生き生きと発表&開発されていて素晴らしく、感動しました。
また、このハッカソンのおかげでエプソンのEpson Connect APIの存在を知ることができました」(ITエンジニア兼漫画家 ちょまど/千代田 まどか様)

「アイディアソンだけではない、何か動くモノがあるのはとても面白かったです。プロダクトの発想から新しい未来を作っていくことが大変興味深い時間でした。事務局の皆様、ありがとうございました。」(株式会社FOODCODE CEO 西山 亮介様)

今回もユニークなアイディアが満載だったHackTrek 2022 プロダクトデモの熱量を少しでもお届けできたでしょうか。“社会実装を目指す”コンセプトに賛同するチームが多く、インターバル期間を活用し、完成度の高いプロダクトが数多く集まりました。全チーム“紙”の再定義に挑戦し、リアルとデジタルを行き来しながら、快適な暮らしや、家(ホーム)における体験価値の向上に取り組むプロダクト提案がありました。

HackTrek 2022閉会にあたり、審査員を務めた、セイコーエプソン 執行役員 プリンティングソリューションズ事業本部長の𠮷田 潤吉からは、「参加者の皆さん、集中力・精神力・体力を保たないといけない1週間という短期決戦のなか、大変お疲れさまでした。その努力は計り知れないものがあったと思います。おかげさまで発表いただいたいずれのプロダクトも大変完成度が高く、素晴らしいコンセプトばかりでした。
ハッカソンは優劣をつけるコンペティションよりも、皆で何かをつくりあげていくチームワーク、ワークショップの意味合いが強いと思っています。ここで生まれたせっかくのご縁や、集まったアイディアをさらに組み合わせて共創し、リアルとデジタルをつなげるコンテクストやサービスを世の中や社会のために提供していきましょう。エプソンと一緒に取り組みたいアイディアがあればぜひ声をかけてください!」との言葉で締めくくられました。

“社会実装”を目指す社会課題解決型のテーマに賛同の声多数!

もし興味を持っていただいた方はぜひ次回開催時にエントリーしてみてください!
HackTrekはこれからもアップデートを繰り返しながら、社会課題解決に向けたプロダクト提案を推進するイベントに進化していきます。

ご関係者の皆様、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!!

投稿:セイコーエプソン、G’s ACADEMY

記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてインタビュー時点のものです

おすすめの記事