エプソンと一緒に社会課題解決に取り組んでみませんか?

医療

「Epson Connect APIを使って病院経営課題を解決せよ」
レオクラン×エプソン アイディアソン開催レポート

こちらの記事の概要
  • レオクラン×エプソンの合同チームで病院経営課題のEpson Connect API活用ソリューションを考案
  • 医療現場における紙やEpson Connect APIの発揮できる価値を再発見
  • 異業種交流の可能性を実感

レオクラン×エプソン アイディアソン開催

医療現場の困りごとを解決するのに、Epson Connect APIがその価値を発揮できる―エプソンはそう考えています。実際に様々なAPI活用事例が誕生していますが、今後さらに加速させていきたい、という思いから、3月上旬、医療機器専門商社の株式会社レオクランの皆さんと、APIを活用した病院経営課題解決策のアイディアソンを開催しました。

病院経営課題解決の紙による価値創出ポイントは何なのか?API活用のメリットはどこにあるのか?参加メンバーから様々なアイディアが出ました。いざ、開幕です!

*株式会社レオクランについては https://www.leoclan.co.jp/よりご確認ください。

Epson Connect APIを知り、アイディアを深めるインプットタイム

開催の挨拶やイベントの狙いの説明が終わり、いよいよ「Epson Connect API」のインプットタイムへ。エプソンのパートナーとの共創の取組から、Epson Connect APIの説明、医療業界を含む色々な業界でのAPI活用事例について、説明を行いました。

Epson Connect APIとは?
「Epson Connect」というクラウドサービスに接続しているプリンターやスキャナーに対して、インターネット経由で印刷処理を制御・実行する機能を提供するAPIのこと。 ユーザーから離れた場所に設置されているプリンターに対して、手持ちのファイルを印刷させることも可能です。

Epson Connect APIについては、https://openinnovation.epson.com/developer/ よりご覧ください。

API、医療現場の困りごとにそれぞれ精通するエプソン、レオクランの混合3チーム・総勢15名

今回のアイディアソン参加者は3チーム・総勢15名。医療現場の困りごとに精通しているレオクランのコンサル、IT、営業のメンバーにエプソンメンバーも加えチームを編成しました。

様々な立場のメンバーが知恵を持ち寄るブレストタイム、そしてプレゼンへ

インプットタイムが終わるといよいよチームでのアイディア出しへ!各メンバーがそれぞれの強みを活かし、活発な議論が交わされました。

計120分のブレストタイムのあと、プレゼンテーションタイムへ。各チームのリーダーが最終的に絞り出したアイディアを発表し、質疑が行われました。

1チーム目の発表は、救急車連携強化による救急搬送数の増加に関するもの。遠隔でのプリント指示や複数拠点への同時出力といったAPIのメリットが活用されていました。発表に対するコメントとして、施設やクリニックからの紹介の場面への転用可能性も言及されました。

2チーム目の発表は、介護施設連携強化による紹介患者の増加に関するもの。デジタルデバイスを使い慣れていない方でも使いやすいように、という想いから、紙を交えたアナログとハイブリットのシステムが考案されました。

3チーム目の発表では、プレゼンタイムも終盤を迎え場も盛り上がり、2つのアイディアを披露。家族への受診結果伝達の簡素化による医師負担の削減に関する発表に対しては、高齢化社会における紙の可能性に着目したコメントが寄せられました。

「次のステップはこのアイディアを形にすること」 最後は総評タイム

各チームのプレゼンと質疑応答が終わり、最後に講評者による総評タイムへ。各チームへの労いの言葉や医療現場において紙やEpson Connectが発揮できる価値、本アイディアソンの成果に関するコメントが述べられました。

医療開発研究所 平野さん:病院と病院の連携をイメージしていたが、病院と診療所や介護施設だけでなく救急隊との連携まで多岐に渡った想定がなされていて、非常に面白かった。

医療開発研究所 平山さん:日々の業務に追われていると感じにくいかもしれないが、こういった機会を通じて自分たちのアイディアには社会を良くしていく力があること、そしてエプソンのような他社と共同してソリューションを生み出していける立場であることを改めて感じてもらえると嬉しい。

日本総研 大森さん:現代は特に世代間で情報リテラシーのギャップが生まれてきていると改めて感じた。その中でアナログとデジタルのハイブリッドの形を模索し、医療のようなホスピタリティが重要な場所で温かさと優しさを感じられるものとして紙を挟めると良いのでは。

エプソン 中見:製品を作ることのできる私たちエプソンと、システムのみならず現場のニーズや困りごとに精通しているレオクランのみなさんとのコラボレーションには非常に大きな可能性を感じた。ここで出たアイディアを形にできるようにしていきたいので、引き続きよろしくお願いします。

今回のアイディアソンを通じて、医療現場の困りごとを解決するのに、紙やEpson Connect APIを活用したシステム連携がその価値を発揮できることを改めて実感しました。

また、エプソンにとって病院経営に精通しているレオクランの皆さんとの交流は学びが多かったのはもちろんですが、レオクランの皆さんからも今回のアイディアソンに関するポジティブな感想を数多くいただき、このような異業種交流の可能性についても再認識しました。

レオクランの皆さんからいただいた感想(イベント後アンケート一部抜粋)

  • 「各個人の意見を言い合って1つのアイディアとする事がここまでのシナジー効果がある事、エプソン様の製品を知る事による自分自身の知識向上、自分のアイディアが商品になる可能性のあるワクワク、様々な事が経験でき、今後もこのような機会に参加させていただければと思います。」
  • 「システムを扱っている部としましては、今回のようなソリューションとして双方間で連携が出来れば、お互いにとってWINWINの関係が築けるのではないかと、大いに今後に期待が持てる有意義な機会であったと思っております。」
  • 「エプソン様の持つ技術という、我々にとっては新しい発想を持ち込むことで、既成概念外の切り口をもって課題解決のプランを議論することで、新しい発想は、ゼロイチではなく足し算、掛け算から生まれるということがよくわかったワークショップでした。」
  • 「当社としても、議論の中での知識の共有や、顧客の需要について深く考えるという点で、よい経験となりました。」
  • 「自身の業務に対するモチベーションにもなりました。」

今回発表されなかったアイディアや質疑の中で新たに出たアイディアを含め、これらのアイディアを形にするために、すでに動き始めています。今後の動向も随時ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

実施日:2023年3月

記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて実施時点のものです

おすすめの記事