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完全になくせない紙業務を最適化:クラウド環境上での帳票印刷の自動化によりワークフロー上の手間とミスを削減

こちらの記事の概要
  • クラウド販売管理サービス「FLAM」とEpson Connectが連携。面倒な印刷設定がなくなり、設定ミスも解消
  • 請求書、納品書で用紙種類が異なる印刷の自動化を、Epson Connect APIのトレイ指定印刷により実現
  • 在宅からの帳票印刷指示により、出社後の印刷待ち時間ゼロ。効率的な働き方への進化

株式会社フリップロジック(以下、フリップロジック)は、販売・仕入・在庫の一元管理が可能な高速クラウド販売管理サービス「FLAM(フラム)」において、エプソンが提供するクラウドサービス「Epson Connect」との連携を2023年2月から始めました。この連携を機にプリンターのトライアル利用の募集(募集期間: 2023年2月22日~5月30日)をエプソンと行い、FLAMを導入されている企業、または期間内に導入を予定されている企業を対象にAPI連携機能を体験いただく機会をご提供しました。

この記事では、トライアルの事例を挙げてどのような業務効率化が実現できたかご紹介します。

株式会社フリップロジック:https://www.fliplogic.co.jp/

FLAM:https://www.flam.jp/

■石原 宏基 様(写真中央)
株式会社フリップロジック COO(Chief Operating Officer)


■白鳥 浩平(写真右)
セイコーエプソン株式会社 P事業戦略推進部


■聞き手:倉田 智之(写真左)
セイコーエプソン株式会社 P事業戦略推進部


※本文中は敬称略

<販売管理クラウドサービスの業務効率化にEpson Connectがマッチ>

―FLAMにEpson Connect を導入したきっかけを教えてください

FLAMはクラウドサービスですので、ペーパーレス化を進めるお客様がターゲットになります。ただし、お客様と話を進めると紙の使用量は減少していきますが、それでも紙の使用はゼロにならないということが分かってきました。紙をベースにした指示やコミュニケーションが残るのです。

ゼロにならないのであればそこをどのように改善するのか、紙を使う業務の効率化を考えました。そんな時にエプソンさんから声掛けがあり、ショールームなどの見学を通してプリンターで出来ることがだんだん分かってきました。検討を進めていくうちに、FLAMをEpson Connectに対応することで業務効率の改善やコスト削減を実現できることが見えてきました。

一例を挙げると、20年前のオフコンのレガシーシステムでは、プリンターのトレイ指定の自動印刷ができました。しかし、現在のクラウドサービスではPDFプレビュー時に用紙やトレイの指定が必要になり自動印刷ができなくなりました。これは業務効率化の視点ではコストアップにつながります。ここにEpson Connectを使うとトレイ指定の自動印刷が実現できるのです。この機能はクラウド環境上で帳票印刷を行うお客様に大変好評で喜ばれています。

ここからは、プリンタートライアルをご利用中の企業2社に実際の使用状況についてヒアリングした内容をご紹介いたします。

<ユースケース1:トレイ指定の自動印刷で印刷の手間を削減>

会社名:イングメディカル株式会社(群馬県北群馬郡吉岡町)

業務内容:医療機器、医療材料、医薬品等の販売

ご担当:長谷川 彩 様

―トライアルに参加した目的をお聞かせください

長谷川)請求書、納品書などの帳票を印刷する機会が多いのですが、帳票によって指定の用紙に印刷する必要があり、トレイ指定を間違えることがありました。トレイ指定を間違えると、再印刷の手間が発生し、作業時間と印刷した用紙が無駄になっていました。トライアルで、この点が改善できるか確認することが目的でした。

―Epson Connectに対応したFLAMを利用することによって、課題は解決しましたか?

長谷川)FLAMでは印刷する帳票に合わせて予めどのトレイで印刷するか設定しておくことができるため、トレイ指定を間違えるという人的ミスをなくすことができました。例えば、トレイ1に請求書用のA4普通紙、トレイ2に納品書兼受領書用のA4 4穴ミシン目用紙をそれぞれセットします。FLAMからは請求書、納品書など印刷する帳票を選択するだけでトレイ指定の印刷設定画面を表示することなく自動で帳票印刷が実行できるようになりました。
請求業務における印刷に関わる手間が省け、導入前に比べて同じ時間でより多くの帳票を印刷できる、空いた時間を他の業務に充てることができる、など効率的な業務運営が可能となりました。また、トレイ指定のミスもなくなり、用紙のムダも無くなりました。快適で満足しています。

印刷する帳票と出力するプリンター、どのトレイを使用するかを予め設定しておくことにより、印刷の手間を省く
Before
After

<ユースケース2:在宅からのリモート印刷により、出社後の印刷待ち時間を解消>

会社名:ケアテック株式会社(愛知県蒲郡市)

業務内容:介護施設への備品販売

ご担当:壁谷 光 様

―トライアルに参加した目的をお聞かせください

壁谷)印刷枚数増加に伴うインクジェットプリンターへの買い替え検討とリモート印刷によるリモートワークが実現可能か検討することが目的でした。

―リモートワークの検討結果を教えていただけますか?

壁谷)リモートワークを導入して働き方改革できないかということを考えていました。課題と感じていたのは、会社に出社してから介護備品の配達に出るまでの時間を短縮できないかということでした。Epson Connect連携のFLAMを導入したことにより、自宅で納品書、請求書などの印刷を実行し、出社後、会社のプリンターに印刷されている納品書、請求書を手に取り、直ちに配達に出かけるというような働き方が可能になりました。

リモート印刷によりリモートワークの実現性を確認でき、配達前の印刷待ち時間が解消し満足しています。

Before
After

今回のトライアルにより、トレイ指定可能な自動印刷、リモート印刷によるリモートワークの実現がEpson Connect APIを利用することにより価値提供できることが検証できました。

エプソンは今後もパートナーとの共創により、帳票印刷の業務効率化に貢献していきます。

取材実施日:2023年8月

注記:記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてインタビュー時点のものです。

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