エプソンと一緒に社会課題解決に取り組んでみませんか?

飲食

【飲食店DX】紙×デジタルの融合によるスピーディな販促で効率的に店舗収益を向上!POP・チラシ制作をスマホと店舗プリンターでオンデマンド化

こちらの記事の概要
  • 立地や客層の異なるラーメン店にも適したPOPやチラシをスピーディに制作・遠隔配信、売上効果を実感
  • 1枚からOKの店舗内オンデマンド印刷とスマホによる最短8時間のデザイン制作でスタッフ作業負担も軽減
  • アナログ(紙)媒体を通じて、ふるさと納税やECサイトへ誘導し、店舗以外での売上げもアップ

「セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)」は、「株式会社麺也オールウェイズ(以下、麺也オールウェイズ)」と「株式会社日本総合研究所(以下、日本総研)」と共同で、店舗の要求に合わせてスピーディにデザインを制作し、各店舗に設置のプリンターからチラシやPOPを出力する、オンデマンドプリンティングサービスの実証実験を行いましたのでご紹介いたします。

■髙木 隆太郎 様(写真中央下)
実証実験店舗:麺也オールウェイズ
(株式会社麺也オールウェイズ 代表取締役社長)


■西島 士湧 様(写真右上)
デザイン制作:株式会社日本総合研究所
※デザイン制作会社想定(実証実験期間中のみ)


■山内 正巳(写真左上)
企画・運営:セイコーエプソン株式会社 P事業戦略推進部


slackによるコミュニケーションと店舗プリンター出力で、チラシづくりをスピードアップ
スタッフの労働時間も削減

エプソンは飲食業界でも、紙とデジタルによる課題解決の取り組みを進めています。その一環として、2023年3月に、3人の有名ラーメン店経営者の方々をお招きし、パネルディスカッション形式のトークイベントを開催しました。

本実証実験は、トークイベントにご登壇いただいた麺也オールウェイズ 髙木様と、紙とデジタルを活用した店舗販促の効率化と収益の拡大に取り組みました。

飲食店では、品質の高いデザインのチラシ・POP(以下、制作物)を作成するために、デザイン会社や印刷会社との調整に多くの時間をかけています。また、店舗スタッフが制作する場合にも人材不足により負担が大きく、これらを解決する方法が求められています。

そこで、以下のような方法で課題を解決しました。

お困り事 方法 結果
デザイン制作のための
コミュニケーション負担が大きい
デザイン会社との調整をslack上で行う 外注業者では2週間~1か月間

最短8時間~最長5日間
季節や状況に応じ”臨機応変”に
フライヤーデザインの変更および印刷が簡単に行えない
各店舗の当社製プリンターからスマホslack経由で出力 外注業者では500枚/ロット

1毎~100枚/ロット

これら制作物の店舗内掲示・設置によって、新メニューのアピールやリピーターの獲得でどの程度収益拡大に繋がったか効果測定も行いました。

実施内容

毎週新たなデザインをslack上で制作調整し、配信しました。結果、約1か月間で12種類の制作物を作成し、計1,245枚出力しました。

これらは、店舗内外の壁やテーブル・カウンター、アンケート用紙入れ等に掲示・配置しました。

制作物のイメージ
店内掲示例
slack上のチャット例
スマホからの印刷イメージ

麺也オールウェイズ 社長 髙木様からのコメント:

チラシやPOP は、店舗に用意できるまでのスピードがこれまでと比べてとても速く、特に魅力的に感じました。

デザインの良い新商品のPOPをすぐに手に入れられ、それを使って、たくさん売れていると実感することができましたし、制作物の活用によってどれだけ効果があったか集計をしてくれた点も良かったです。

ただ、slack上でのやりとりを見落としてしまう時があるので、そこは要改善と感じました。

また、より効果的な制作物の活用方法など、店舗オペレーションに、もう一歩踏み込んだ助言も貰えると、さらに魅力的なサービスになると思います。

今回の1か月間の毎週配信も良かったですが、不定期の制作依頼も検討したいです。どのタイミングも同じクオリティが保たれることは安心材料です。

紙とデジタルとのつながりを意識した店舗DX
お客様の目にとまる・手元に残る販促策で数十万円の売上アップ

実証実験後のアンケートでは、髙木様や各店舗の店長・スタッフから、制作物作成において、時間・負担の削減や柔軟な対応ができていたとの回答が多く寄せられました。

また、本サービスのみで店舗全体で数十万円の売上増加、ECサイトの売上は昨年同時期の約2倍の効果も確認されました。

SNSマーケティングが注目される中、飲食店などでは今でも目にとまりやすい、手元に残るという理由から紙媒体での販促も重要視されています。“紙”という制作物によって店内飲食だけでなくネットにアクセスが必要なECサイト売上も向上したことは、紙とデジタルの密接なつながりを示しています。

この両方を組み合わせたアプローチが店舗経営に重要であることを示唆しており、本サービスは店舗のDXを促進し、紙とデジタルを融合した新たな販促の足掛かりとなるでしょう。

今後は、slack含めたチャットアプリによるコミュニケーション方法の改善、制作物の効果を高める活用方法の共有機能追加、複数企業・店舗様に対してのサービス提供方法の設計等、より良いサービスの形を探索して参ります。

ビジネスパートナー様を引き続き募集中!

エプソンは、これからも紙とデジタルによる店舗の課題解決を推進していきます。店舗業務の効率化や収益拡大、お客様とのコミュニケーション改善等、店舗運営における皆様のお困りごとに寄り添って課題解決を進めて参ります。エプソンと一緒に取り組んでみたい、サービス開発してみたいパートナー様は、その旨をご記載の上、是非お問い合わせください!

デザイン制作&出力サービスにおけるパートナー様のイメージ

○ 店舗|飲食店様、小売店様

  • 日替わりや、会席など個別のメニューを提供しており、メニュー表の制作に手間がかかっている

  • 新商品や期間限定商品が多い、商品の入れ替わりが激しい、キャンペーン告知の頻度が高い等、チラシやPOPを高頻度で作らなければならない

  • チラシデザインを自作するのに苦労している

  • 外国人客が多く、日本語以外のメニューなどを状況に合わせて用意する必要がある 等

○ デザイン制作|デザイン会社様、デザイン制作系システムベンダー様

  • 比較的高めの頻度で継続的にデザインを制作することが可能

  • 簡単な操作で手軽にデザインを制作できるシステムを構築している/できる(生成AI等を含む) 等

※お問い合わせ頂いた全てのパートナー様との協業を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

取材実施日:2023年9月

記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべて実施時点のものです

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