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エプソンの共創姿勢:学生ハッカソンTornado2023協賛とコミュニティの価値
- エプソンは、デベロッパーコミュニティ活動の一環として、2023年夏に開催された学生向けハッカソン「Tornado2023」に協賛パートナーとして参画
- Epson Connect APIを活用いただいたチームが、なんと最優秀賞を受賞!
- 学生、運営理事それぞれの視点で、エプソンは協賛企業としてどのように見えたのか、ユーザーにフレンドリーなコミュニティとはどうあるべきなのかインタビューを通して追究
エプソンは、2023年8月~9月に行われた学生向けハッカソン「Tornado2023」に協賛し、Epson Connect APIの提供や審査員の役割を担いました。
学生の皆さんはTornadoというコミュニティを通じて、掲げた目標に向かってチーム一丸となり全力でプロダクト製作を行いました。事務局やサポーター企業による手厚い支援の結果、参加者全員が達成感と満足感を得られたイベントになりました。
エプソンも共創によるお客様価値の創出を実現するため、パートナーやお客様とのコミュニティを醸成していく必要があると考えています。今回はハッカソン最優秀賞受賞チームと運営理事へのインタビューを通じ、どのようなコミュニティが求められるのか、ユーザーおよび運営双方の目線でコミュニティのあり方について伺いました。
■Tornado2023 最優秀賞受賞チーム:
竹内 大貴さん(プロダクトオーナー)写真上段左
山﨑 有夢さん(デザイナー)写真中段右
長谷川 祥士さん(エンジニア)写真中段左
片山 敦樹さん(エンジニア)写真下段右
坂本 琉太さん(エンジニア)写真下段左
■Tornado運営理事:
株式会社アクロホールディングス 取締役 須田 誠さま 写真以下記事内
■聞き手:
セイコーエプソン株式会社 P事業戦略推進部 大山 恵一郎 写真上段右
Tornado2023で、エプソンは協賛企業としてイベントに貢献できたか?
──協賛企業としてのエプソンはいかがでしたか。
学生から見たエプソン
竹内:API利用特典のオリジナルデザインTシャツを印刷していただけたことはとても良かったです。応募期限は少し過ぎていましたが、それでも快く引き受けていただけたので、とても助かりました。
山﨑:ずっとこの特典は欲しいねとチーム内でも話していたので、引き受けてもらえて本当に良かったです。チームの一体感を高めるのに非常に効果があったと感じています。
運営から見たエプソン
須田:エプソンさんは大企業ということで色々と制限や制約がありそうなのですが、それを全く感じさせず非常にやりやすいと感じました。イベントに対しても、学生さんと同じ目線で参加してくれたと思いますし、イベント自体を事務局と一緒にやってくれた印象でした。キックオフや最終発表会などオフラインのイベントもしっかり参加いただけたし、企業賞の提供や審査員も務めていただいて感謝しています。API利用チームへの特典としてのTシャツプレゼントは非常に良かったと思いました。最終発表会のときに、メンバーがお揃いのTシャツを着ていたのは、非常にインパクトがありましたね。
今回のハッカソン協賛では、参加者の学生さんと運営事務局の双方から総じて良い評価をいただきました。API利用チームへの特典として用意したオリジナルデザインTシャツの印刷プレゼントが、思いのほか高評価だったようです。これは学生がデザインしたロゴマークをエプソンのインクジェットプリンターでTシャツにプリントしてプレゼントするというものですが、ハッカソンというチームで協力するイベントにおいてはチームの団結力を内外にアピールできるという付加価値を感じてもらえました。また運営側の立場から、当社との仕事の進め易さや相手と同じ目線に立ってくれたということを評価いただけたことは非常にありがたく、これは私たちがパートナーやお客様との共創を進めていく上でも大事にしていきたいポイントです。
ユーザー・運営両方の視点における意見を元に、コミュニティのあるべき姿を追究!
──コミュニティとして、どのようなものが必要だと思いますか。
学生がコミュニティへ所属する価値
竹内:私はスタートアップコミュニティに所属することで、イベントだったりVCの人も紹介してもらえたりしました。そういう人脈を活かしたコネクションの形成や、他の人の活動を見て刺激を受け、モチベーションアップに繋がっていると感じています。
片山:コミュニティに所属することで色々な情報が自動的に入手できることに価値があると感じています。何かを自分で調べる場合、キーワードを知らないと検索すらできないですが、コミュニティに所属しているだけで知らない情報が得られる点が非常にありがたいです。
他に某社主催の学生エンジニア向けの勉強会に参加させてもらっているのですが、そこのサポートが非常に良いと感じています。まず勉強会に参加することで社会人ならではの設計技法を学べます。また無料かつオフラインである(企業オフィスで作業させてもらえる)ので、学生としては非常にありがたいです。オフラインというのがとても重要と考えていて、これによって自分自身への強制力を働かせることができますし、オンラインだと片手間で他のことにも手を出してしまうのですが、オフラインだと一つのことに集中できるのが良いです。
運営によるコミュニティ運営の工夫
須田:学生さんに対しては、相手を理解して、褒められるところは褒めるように心がけています。こちらも大人なので、若干説教気味になってしまうことはよくあると思いますが、そういうことは避けたい気持ちがあります。ただし、おべっかを使うつもりはなく、褒められるところは褒めるということに努めています。こうすべき、と説教したり、社会とは・・・のような、あるべき論を大人から伝えるようなことはせず、ハッカソンを通じて自ら体験してもらいたいのです。
また、企業は目先の利益に拘らずに学生を支援するように関わっていくべきだと思います。色々な学生がいるので、個々の学生に合った支援を広くしていくことが必要です。それぞれの企業が自分たちで直接支援するということは難しい場合もあると思うので、例えばTornadoのようなイベントに協力することも、学生へのサポートに繋がるのではないかと思っています。
学生がコミュニティに所属する上で価値と考えていることは、「情報の入手」と「人脈形成」が大きいようです。いずれも自分自身を次のステップに成長させるために重要な要素であり、独力での獲得が難しいものです。コミュニティのあり方として、ただ人が多く集まってコミュニケーションする場を提供するだけではなく、参加者にとっていかに有益な情報が集められるかを工夫し、同じ目的を持つ参加者同士が繋がりを持つことのできるような仕組みや場づくりが求められるのかもしれません。
一方で運営の立場では、「押しつけをしない」・「個々の学生に合った支援」ということを大事にされています。今回のTornadoにおいても、ハッカソンというイベントに参加する学生という立場は共通していますが、彼らはプロダクトオーナー・デザイナー・エンジニアという異なるバックグラウンドを持っており、全国の都市から参加しているため、運営は多様な学生とコミュニケーションを取りながら支援する必要がありました。その中で彼らに対してあるべき論を押し付けてしまうと個性を潰してしまうため、できるだけ学生自身が体験して自分で気付くということを大事にされているようです。学生コメントにて片山さんが「オフラインイベントが自分自身への強制力を生み出す」という価値を挙げてくれていますが、まさにこの点においてはTornadoにおける運営の須田さんの狙いが、学生さんの価値と繋がったのではないかと思います。
学生の皆さんとハッカソン期間やインタビューにてお話をさせていただく中で、非常に多くのことに関心を持ち、自ら積極的に学び経験して、何かを変えようとする前向きなマインドをお持ちの方が多いように感じました。皆さまが描く理想の未来に少しでもエプソンの協力が必要と感じましたら、思い悩まずにぜひ一度お声がけください!
エプソンは、「相手と同じ目線に立ち、一緒に仕事を進め易いと感じてもらえる姿勢」を意識し、今後も多様なパートナーやお客様と共に新たなお客様価値の創出へと繋げていきます。
新たな価値創出、課題解決に向けてEpson Connect APIをご利用いただけるパートナーを募集しています。
お困りごとやご相談がありましたら、お気軽にご相談ください。
取材実施日:2023年9月28日(Tornado2023最優秀賞受賞チーム)、2023年10月4日(Tornado2023運営理事 須田さま)
注記:記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてインタビュー時点のものです。
Tornado2023優勝チームのインタビュー記事は以下のリンクからご覧ください。(外部サイトへ遷移します)