エプソンと一緒に社会課題解決に取り組んでみませんか?
テクノロジー愛で推し活をHACKせよ!:ハッカソン「HACK SONIC」開催レポート
- エプソン協賛ジーズアカデミー主催ハッカソン「HACK SONIC」のテーマは“推し活”
- 17チーム総勢32名が優勝目指して3日間の熱い開発バトルを繰り広げる
- デジタルとリアルを駆使して推しとファンの距離を縮める革新的サービスアイディアが集結!

エプソンは、起業家・エンジニア養成スクールのG’s ACADEMY主催ハッカソン「HACK SONIC」に、ゴールドスポンサーとして協賛しました。このハッカソンでは、起業家とエンジニアカルチャーを併せ持つ参加者がテクノロジーに込められた愛を形にするべく、3日間の爆速開発が行われました。今回の開発テーマは「”推し活”をHACKせよ!」。使用推奨技術はクラウドサービスのWeb API「Epson Connect API*1」です。なぜ「推し活」がテーマになったのか?気になる優勝アイディアは!?イベントの全貌をお伝えします。
起業家・エンジニア養成スクール『G's ACADEMY』(ジーズアカデミー): https://gsacademy.jp/
*1 Epson Connect APIとは
「Epson Connect」というクラウドサービスに接続しているプリンターやスキャナーに対して、インターネット経由で印刷処理を制御・実行する機能を提供するAPIのこと。インターネット接続されたプリンター・複合機がメールアドレスを持ち、どこからでもプリント・スキャンの利用が可能になります。
* Epson Connectについては、https://www.epsonconnect.com/ よりご覧ください。
* Epson Connect APIについては、https://openinnovation.epson.com/developer/ よりご覧ください。
テクノロジーの力で推し活のアップデートを目指す17チームと個性豊かな審査員
今回のハッカソン参加者は17チーム・総勢32名。イベント会場であるジーズアカデミーTOKYOとオンラインの併用開催で、20~30代が中心となり、それぞれの「推し」を胸に秘めたメンバーが全国から集まりました。 自己紹介時も挨拶とセットで推しを紹介する参加者が現れ、会場は一体感に包まれました。


審査員には、歌手/ロリィタモデルの春奈るなさん、ぬいぐるみコミュニケーションデザイナー金子花菜さん、G’s ACADEMY学校長の山崎 大助さん、セイコーエプソン プリンティングソリューション事業部P事業戦略推進部 部長およびDXイノベーションラボ会津 センター長の中見 至宏、セイコーエプソン 営業本部 プリンタ―営業部 部長の山田 恭志が名を連ねました。ビジネス面、推し活面、技術面と、さまざまな観点・バックグラウンドを持つ審査員が揃い、多角的な視点で評価が行われました。
なぜエプソンが「推し活」?エプソンがオープンイノベーションで目指す姿
開催の挨拶や審査基準の説明の後、エプソン P事業戦略推進部 アシスタントマネージャーの白鳥 浩平が使用推奨技術である「Epson Connect API」のインプットタイムで、オープンイノベーションの取り組みやハッカソンテーマの背景を紹介しました。エプソンは、オープンイノベーションエコシステムを通じて、サービスやアイディアを有するパートナーと共に様々なソリューションやサービスの構築を目指しています。今回のテーマ「推し活」はその一例です。デジタルの世界で、画面越しにコンテンツを楽しむだけでなく、大好きな推しを見(魅)せたり飾ったりすることで、人々の推し活はより楽しくなるのでは?そんなサービス体験を、エプソンの技術でより滑らかにできないだろうか?そんなエプソンの想いに共感くださった参加者たちによって、Epson Connect APIと連携した「推し活」アイディアの開発が始まりました。

推しへの想いをカタチに変えていくHACKタイム!開発中の様子は?
オリエンテーションが終わった後は早速HACKスタート!参加者に与えられた開発時間はオリエンテーションデイを含めた3日間です。開発中は、会場内に設置されたプリンターから参加者のアイディアが詰まったアウトプットが次々と印刷されていきました。オンライン参加者もプリンターが使えるよう、定点カメラからプリンターの様子を常時オンライン配信。動作結果は参加者全員が参加するチャットツールを介して即座に共有されます。また、2日目には希望チームに対してG’s ACADEMYによる個別中間相談会が開催され、参加者はそれぞれのアイディアに磨きをかけていきました。


ジャンルや次元を問わない推しアイディアがデモデイに集結。17チームの発表アイディアとは?
デモデイは最終日の16時から、5名の審査員を前に行われました。各チームは4分間の発表時間をフル活用し、「推し活」アイディアを発表しました。
今回は「推し活」のジャンルを設定しなかったため、推しの対象はアイドル、芸能人、家族、恋人、孫、ペンギン、ラーメンと非常にバラエティ豊かなものとなりました。参加者からは、生成AI、音声認識、P2P通信*2、NFCタグなどの技術とEpson Connect APIを組み合わせたサービスが提案されました。当日発表されたアイディアの一部を紹介します。

音声メッセージを録音すると、音声分析に基づいたメッセージ付きデザインが生成。お弁当のバランやメッセージカードとして印刷して大切な人に渡すことでコミュニケーションが良好に!
妊娠エコー画像をスキャンしてアプリ上で動画や音楽と組み合わせ写真を印刷。スマートフォンでかざすとAR動画が表示され、世界に一つだけのオリジナルマタニティアルバムが完成!
推しへの手書きファンレターをスキャンすると、サービスを通じて推しに手書きデータがそのまま届く。リアクションスタンプで推しとファンのコミュニケーションが生まれる!
*2 P2P通信とは
サーバーを介さず端末同士で直接データのやり取りを行う通信方式のこと。アクセスが集中せず回線負荷が少ないため、大規模なオンラインゲームや動画配信サービスで活用されることが多くあります。
「推し活」愛に溢れたアイディア発表の中から、選ばれし優勝チームは!?
優勝はチーム「遠隔お酌」。P2P通信とEpson Connect APIを組合せ、推しと複数人のファンの2ショットがリアルタイムで撮影可能となるサービスを発表しました。「10万人でも100万人でも“はい、チーズ!”で全員と写真が一瞬で撮れます」という言葉と共に始まったデモンストレーションでは、自分のスマートフォンで試す人が続出し会場は大盛り上がり。物理的な距離が生じてしまう推しとファンの距離を縮める革新的な体験であることに加え、P2P通信の採用によって大多数使用にも耐えうることができ、現実味のあるサービスになっていることが高く評価されました。


優審査員である春奈るなさんを「推し」に見立てて2ショットチャレンジ!参加者たちはベストショットを狙います
このハッカソンでは1~3位とEpson賞の2チーム、計5チームが入賞しました。優勝チームには賞金10万円と事業化を見据えたエプソンとの継続的な協業機会が提供されました。入賞チームの皆さん、おめでとうございます!参加者の皆さん、そして主催であるG’s ACADEMYの皆さんにスポンサー企業として心からの感謝を申し上げます。
未来を共に創る:エプソンのオープンイノベーションの展望

今回のハッカソンテーマ「推し活」ひとつをとっても、発表されたアイディアやプリンター・スキャナーの活用法、そこから生まれる価値がそれぞれ異なりました。DXが進む社会では、お客さまの求めるサービスは目まぐるしく移り変わり、多種多様なものとなっていきます。エプソンは今後も、ひとりひとりのお客さまに寄り添いより良い価値をお届けするために、オープンイノベーションを通じた共創パートナーとの出会いを求めていきます。今後の活動にもぜひご期待ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。エプソンのオープンイノベーションに関するイベント告知やEpson Connectの最新情報を知りたい方は、以下フォームから必要事項を入力の上、配信をお待ちください!
イベント実施:2025年3月
投稿:セイコーエプソン
記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてイベント時点のものです