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小学校受験の自宅学習を支えるアプリ『マジタク』- 共働き家庭の学びに寄り添うエプソンとの共創事例

こちらの記事の概要
  • 小学校受験を控える共働き家庭の課題に寄り添う家庭学習アプリ「マジタク」
  • 限られた時間でも、親子の対話を深めながら学習習慣を定着させる仕組みを、エプソンとの共創で実現
  • 本記事では、サービス誕生の背景やユーザーの評判、両者の共創の軌跡を紹介

子どもの学びを、もっと親身に。共働き家庭を支える“家庭学習の新しいかたち”

子どもの未来を想い、限られた時間の中でも質の高い学びを届けたい――そんな保護者の願いに応えるべく、家庭学習の在り方を再定義したスタートアップがあります。株式会社MagicAl Passが開発した「マジタク」は、小学校受験を目指す共働き家庭のニーズに応える家庭学習支援プログラムです。

この革新的なサービスの背景には、教育への想いを共有するエプソンとの“共創”の存在がありました。プリンターを単なる印刷機器の枠にとどめず、家庭学習の“相棒”へと昇華させた両社の取り組みに迫ります。

■髙木 秀 様(写真右)
株式会社MagicAl Pass 代表取締役


■横山 美菜子 様(写真中央)
株式会社MagicAl Pass 取締役


■プロジェクトメンバー:寺沢 俊弘(写真左)
エプソン販売株式会社 PホームMD部 CX企画推進課


※本文中は敬称略

マジタクとは?
「マジタク」は、小学校受験に特化した家庭学習支援プログラムです。プリンターから毎日印刷される問題を通じて、子どもが自然と学習習慣を身につけられるよう設計されています。さらに、教材には親子の会話を促す工夫が盛り込まれており、家庭内の学びの時間が「親子の思い出」となるようにデザインされています。
Epson Connect APIの活用により、学習内容はクラウド経由で各家庭のプリンターに自動配信され、紙というメディアの良さを活かしつつ、デジタル連携の利便性を両立させています。

マジタクの詳細についてはこちらから:https://magical-pass.com/

Epson ConnectやAPIについては、https://openinnovation.epson.com/epson-connect/ よりご覧ください。

小学校受験に挑む共働き家庭が直面する、家庭学習の大きな壁

── 小学校受験家庭における「家庭学習」の課題、どのように捉えていましたか?特に共働き世帯では、どんな困難がありましたか?

横山:私自身、4年間共働きで、かつフルタイムで働きながら小学校受験の対策をしていました。当時は国内の人材サービス会社に勤務しており、非常に多忙な毎日を送っていました。

家庭学習の時間は朝6時半〜7時と、夜8時〜8時半の1日計1時間しか取れませんでした。効率的に家庭学習を進めることの難しさを痛感し、ここが一番大きな課題だと感じていました。

創業者自らが感じた家庭学習の課題に基づく挑戦。学習アプリ「マジタク」が生まれた理由

── ご自身も感じられた「家庭学習」の課題に対して、「マジタク」というサービスがどのように応えたのか?教えてください。

横山:日本の小学校受験市場の7割が共働き世帯という状況の中で、私と同じように限られた時間で学習せざるを得ない家庭に向けて、家庭学習を効率的に進められるサービスをつくりたいと考えました。
「効率的」という言葉には、ただ時間を短縮するという意味だけでなく、私たちが最も大切にしている想いが込められています。それは、親子の対話の質を高めながら、子どもと保護者の双方にとって負担の少ない形で自宅学習を継続できるようにすることです。時短はその一部にすぎず、本質は対話を通じた学びの質の向上にあります。

エプソンとの出会い、共創が動き出す瞬間。キーワードは「熱意」

── エプソンと連携することになった経緯を教えてください。また、実際に共創するにあたって、どのような印象を持たれましたか?

髙木:自分たちのアイディアをエプソンのDXイノベーションを担当されているコンサルタントの方に話す機会があり、その方からご紹介いただいたのがきっかけです。

横山:何故一緒に共創したいと思ったか?それは、エプソンは単なるプリンターメーカーではなく、教育への熱意を持ったチームであったからです。十数年間、会社員として外部企業との協業を経験してきましたが、常に熱量高く、想いを持って共に取り組める方々と出会えるとは限りません。一方、エプソンの皆さんは、私たち以上のスピードで教育市場の課題をキャッチアップしてくださり、「この環境を変えたい」という想いにも共感してくださいました。共に進める安心感があり、非常に心強かったです。

ユーザーの声が証明!家庭学習の“習慣化”を支えるマジタクと“家庭の相棒”としてのプリンターの存在感

── 実際に利用されているご家庭からはどんな反応が届いていますか?

横山:ユーザーであるご家庭は、受験に向けて毎日真剣に家庭学習に取り組んでおり、リピート率は93%に達しています。プリンターは単に「置いてあるだけ」の存在ではなく、子どもたちは毎朝そこから出てくる問題を楽しみに待っているのです。
そうした日々の中で、プリンターが“家庭学習の相棒”として家庭の中に根付いていることを強く感じています。「マジタク」とエプソンのプリンターが掛け合わさることで、もはや単なる印刷機器ではなく、親子の学びを支えるまったく新しいプロダクトへと進化していると実感しています。エプソンさんには、プリンターという概念を超えた「ぼんじりモデル」を是非一緒に作ってほしいです!(笑)

応援メッセージや遊び心ある仕掛けで、学習が“楽しい日課”に。『ぼんじり』も子どもの心に寄り添う相棒です。

プリンターの未来、家庭学習のこれから

── 株式会社MagicAl Passとして社会に与えたい影響や今後のビジョンについて教えてください。

横山:まずは、小学校受験市場において、共働き世帯すべてが「マジタク」を使って、親子の最高の思い出を作れるような時間を提供したいと考えています。限られた時間の中でも、親子が学びを通じて心を通わせられる──そんな体験を、もっと多くの家庭に届けたいです。

未来の家庭には、学びの相棒がいる。MagicAl Passとエプソンの共創が、これからの家庭学習の可能性を広げていきます。教育をもっと優しく、もっと楽しく。その挑戦は、これからも続きます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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インタビュー実施:2025年6月

投稿:セイコーエプソン

記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、すべてイベント時点のものです

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